【6月18日 AFP】(一部訂正)19日に行われるサッカー欧州選手権2008(Euro 2008)準々決勝に向けてドイツ代表ゴールキーパーのイェンス・レーマン(Jens Lehmann)は、対戦するポルトガルのプレイメーカーであるクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を封じ込める秘策を知っていることを明かした。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のシュツットガルト(Stuttgart)と一年契約を結んだレーマンは「(クリスティアーノ・)ロナウドは状況を一変させることが出来る選手だ。プレーを見ている分には楽しい選手だが、元同僚のアーセナル(Arsenal)の守備陣が彼を止めるためにとても良い方策を見つけたんだ。この方策がどう働くか今は説明はしないが、彼に対しどのように効果的にプレーするかは分かっている。それにもうすでにディフェンダーのアルネ・フリードリヒ(Arne Friedrich)とそれについて話をしている。このチーム(ポルトガル代表)には残念なことに、他にも良い選手がいる。我々は彼らをゴールを決める事のできるポジションに入れさせないように良いポジションをとる必要がある」と語り、ロナウドだけがポルトガルの攻撃の武器ではないとした。

 19日にバーゼル(Basel)で行われる試合がPK戦で決着が付くこともあり、レーマンは試合前にポルトガルの選手がPK戦でどこに蹴りたがるかを分析した詳細が手渡されることを期待している。レーマンは周知の通り、アルゼンチンとの06サッカーW杯ドイツ大会の準々決勝でPK戦の前に紙切れに書かれたメモを読んでアルゼンチン選手を威圧し、最終的にドイツは4-2で勝利を収めている。レーマンは「紙切れをどこにしまうかは定かではないが、おそらく靴下に忍び込ませるだろう。ただ、PK戦にもつれ込む前に勝利を確保できることを望んでいる」と語り、笑顔を見せた。(c)AFP