【6月5日 AFP】サッカー欧州選手権2008(Euro 2008)開幕を7日に控え、ポルトガル代表のパウロ・フェレイラ(Paulo Ferreira)が記者会見に出席し、移籍の話題が絶えない同代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)について語った。

 所属クラブのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でイングランド・プレミアリーグと欧州チャンピオンズリーグ2007-08(UEFA Champions League 2007-08)の2冠を達成したクリスティアーノ・ロナウドは、それに欧州選手権2008のトロフィーを加えようと照準を絞っている。しかし、フェレイラはそのクリスティアーノ・ロナウドが自身の今後についての話題に気を散らされてはいないと断言した。

 07-08シーズンに出場した全大会で合計41ゴールを挙げたチームメイトのクリスティアーノ・ロナウドについてフェレイラは、「複数のクラブからのオファーがあるにも関わらず、彼はしなければならないことに十分集中できるだけの精神的な強さがある。クリスティアーノこそが勝者だよ。僕自身の意見では世界最高のプレーヤーだと思う。彼は素晴らしい大会を過ごすことになるだろうね」と語り、クラブレベルでの不確かな今後をとりまく熱狂を無視できるだけの精神的な強さがあると評した。

 所属するマンチェスター・ユナイテッドは移籍は無いとしており、クリスティアーノ・ロナウドを熱心に誘っているスペイン・リーガエスパニョーラ1部のレアル・マドリード(Real Madrid)も加入の可能性が薄いと見ている。またクリスティアーノ・ロナウド自身が5日に記者会見に臨み、自身の今後について明らかにすることになっている。(c)AFP