【5月1日 AFP】サッカー、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に所属するパベル・ネドベド(Pavel Nedved)の代理人が30日、6月7日に開幕する欧州選手権2008(Euro 2008)にネドベド本人が出場する意思があるかどうかを近日中に明らかにするとコメントした。

 ネドベドの代理人はチェコの日刊紙Dnesで「来週には答えが出る。今は彼に静かに考える時間と余裕を与えて欲しい。彼は自分がチームに何をもたらすことができるのか、あるいはシーズン終了後に余力が残っているかどうかなどと考えを巡らせているところだ」と話している。

 8月で36歳になるネドベドは、チェコ代表として通算91試合に出場し18得点を記録しているが、2006年6月に行われた06サッカーW杯以後は同年8月に行われたセルビアとの親善試合に出場した以外は代表から退いていた。
 
 しかし、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)所属のトマス・ロシツキー(Tomas Rosicky)が、膝の裏側の炎症により長期離脱中のため、チェコ国民からはネドベドの代表復帰を支持する声が挙がっている。

 イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)所属のマレク・ヤンクロフスキー(Marek Jankulovski)は、Dnes紙上で「もしロシツキーが怪我やその他の理由で欧州選手権に出場できないのなら、代わりを務められるのはネドベドだけ」とコメントしている。

 1994年に代表デビューを飾ったネドベドは、1996年の欧州選手権で準優勝を果たしているが、2004年の欧州選手権では同大会を制したギリシャに敗れ準決勝敗退に、最後に出場した06サッカーW杯ではグループリーグ敗退に終わっている。(c)AFP