【3月14日 AFP】スポーツ専門チャンネルESPNは13日、北京五輪・サッカー北中米カリブ海予選に出場中だったU-23キューバ代表の7選手が行方不明になったと報じた。

 ESPNによると、11日に行われた米国戦終了後にチームから主将を務めるアイナー・ベルムデス(Yenier Bermudez)をはじめとする5選手が姿を消し、その後エンドリ・ディアス(Yendri Diaz)とエデル・ロルダン(Eder Roldan)の2選手もチームを離れたと報じている。

 現在は友人宅に身を寄せ、来週にもマイアミのチームでテストを受ける事を望んでいるディアスは、ESPNに対して「最初の5選手が姿を消して以降、チームの士気は落ちていた。僕は予選終了後に行方をくらます事を考えていたけど、状況が状況なだけに僕自身の旅立ちを早めるには絶好の機会だった」と話し、今回の決断を下した経緯を説明した。

 チームを離れた選手たちから何の相談も受けていなかった事を明らかにしたU-23キューバ代表を指揮するラウル・ゴンザレス(Raul Gonzalez)監督は「何も変わらないし、13日にはホンジュラスと対戦する。今後も練習を続け、残りの試合にも出場するつもりだ」と話し、現在行われているの北中米カリブ海予選から撤退する意思は無いことを主張した。(c)AFP