【3月1日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は29日、ドーピング撲滅を目指して世界反ドーピング機関(World Anti-Doping Agency:WADA)とより強固な関係を築いていくことを誓い合い、WADAが定めた規定に準拠することで合意した。

 FIFAのジョセフ・ブラッター(Joseph Blatter)会長とWADAのジョン・フェイヒー(John Fahey)会長は、新たに改正されたドーピング規定と国連教育科学文化機関(ユネスコ、United Nations Educational、Scientific and Cultural Organization、UNESCO)の総会で採択された反ドーピング条約について会談し、FIFA側が即座にドーピング規定に準拠することで合意に達した。

 フェイヒー会長は「WADAはFIFAの協力に感謝し、問題に取り組んでいけることを楽しみにしている。我々はドーピングと闘うという共通の目的を持っており、あらゆる手段を使ってドーピングと闘い続けていく」と話した。

 これまで独自のドーピング規定を維持してきたFIFAも、より柔軟な制裁措置が取れるよう統合された新しいドーピング規定に満足感を示し、所属する団体組織が世界アンチ・ドーピング規程第3版に批准することを確かなものとするために全力を尽くしていくと誓った。

 同意書はFIFAが正式に世界アンチ・ドーピング規程第3版にサインをするまで有効である。(c)AFP