【1月30日 AFP】(写真追加、記事更新)サッカー前日本代表監督のイビチャ・オシム(Ivica Osim)氏が30日、国立競技場で行われる日本代表とボスニア・ヘルツェゴビナ代表との親善試合の観戦に訪れた。オシム氏が公の場に姿を現すのは、2007年の11月に脳梗塞で倒れて以来初となる。

 オシム氏の容体は良く、アシマ(Asima)夫人と2人の息子と共に杖をついて国立競技場に到着した。

 ガラス張りの特別席から試合を観戦したオシム氏は、オシム氏を迎えるメッセージが書かれたカードを掲げているサポーターに手を振ったり、食事を取るなどの元気な様子が見られた。

 「私は両チームとつながりがあります。日本とボスニアが素晴らしい試合が見られることを期待しています。結果がどうであれ、素晴らしい試合になることを望んでおり、両代表チームが2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で再会することを望んでいます。治療はまだ続けています。そして、支援下さったみなさんに感謝しています」と試合中に発表された声明でオシム氏が語った。(c)AFP