ブラッター会長 外国人監督を招聘したFAを批判
このニュースをシェア
【1月8日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は、イタリア人のファビオ・カペッロ(Fabio Capello)氏がイングランド代表監督として職務を開始した7日、同氏を監督に招聘したイングランドサッカー協会(Football Association、FA)の決定を批判した。
カペッロ氏は、欧州選手権2008(Euro 2008)の予選で敗退を喫し解任されたスティーヴ・マクラーレン(Steve McClaren)前監督の後を受けてイングランド代表の監督に就任しているが、ブラッター会長は英国人を監督に選ばなかったFAが「国際サッカーの原則を破った」と主張している。
ブラッター会長は英国放送協会(BBC)の「BBCスポーツ(BBC Sport)」に対し「私はイタリアやドイツ、ブラジル、アルゼンチンを自国以外の出身者が率いているのを見たことがない。実際に強豪国の監督の大半は自国出身者だ。ナショナルチームの監督は選手と同様に自国から選ばれるべきとの神聖な法と信条をサッカーの母国が無視したことに少し驚いている」と語り、FAを批判した。
また、ブラッター会長はイングランドのサッカーにとって欧州選手権2008の本大会への切符を逃した今こそが「過渡期」であるとし、プレミアリーグは外国人選手の問題に取り組む必要があると主張している。
ブラッター会長は「プレミアリーグのビッグクラブに目を向けると、そこに表れているのはイングランドや英国ではない。チームは国際的なイレブンで構成されている。プレミアリーグがマーケティングやお金の面で世界定的な成功を収めていることに疑う余地はない。だがこの成功がイングランドだけでなくほかの地域にとって利益になっているかを問わなければならない。何故ならサッカーの母国の事例は重要だからだ。ファンはクラブに最高のものを望み、プレミアリーグのクラブはその要求に応える金銭的な余裕があるが、それはサッカーの役には立っていない。サッカーの役に立つためにはナショナルチームのことを忘れてはならない」と語っている。
一方、カペッロ氏は5日と6日にヴィラ・パーク(Villa Park)とケニルワース・ロード(Kenilworth Road)を訪れFAカップ2007-08(FA Cup 2007-08)・3回戦を観戦しているが、正式には7日から代表監督として職務をスタートしており「私にとって今日は非常に光栄な日だ。長い間この仕事を欲していた。世界的に最も成功しているいくつかのクラブで指揮を執るという栄誉を授かったが、イングランド代表の仕事はそのどれにも劣らない」と語っている。(c)AFP
カペッロ氏は、欧州選手権2008(Euro 2008)の予選で敗退を喫し解任されたスティーヴ・マクラーレン(Steve McClaren)前監督の後を受けてイングランド代表の監督に就任しているが、ブラッター会長は英国人を監督に選ばなかったFAが「国際サッカーの原則を破った」と主張している。
ブラッター会長は英国放送協会(BBC)の「BBCスポーツ(BBC Sport)」に対し「私はイタリアやドイツ、ブラジル、アルゼンチンを自国以外の出身者が率いているのを見たことがない。実際に強豪国の監督の大半は自国出身者だ。ナショナルチームの監督は選手と同様に自国から選ばれるべきとの神聖な法と信条をサッカーの母国が無視したことに少し驚いている」と語り、FAを批判した。
また、ブラッター会長はイングランドのサッカーにとって欧州選手権2008の本大会への切符を逃した今こそが「過渡期」であるとし、プレミアリーグは外国人選手の問題に取り組む必要があると主張している。
ブラッター会長は「プレミアリーグのビッグクラブに目を向けると、そこに表れているのはイングランドや英国ではない。チームは国際的なイレブンで構成されている。プレミアリーグがマーケティングやお金の面で世界定的な成功を収めていることに疑う余地はない。だがこの成功がイングランドだけでなくほかの地域にとって利益になっているかを問わなければならない。何故ならサッカーの母国の事例は重要だからだ。ファンはクラブに最高のものを望み、プレミアリーグのクラブはその要求に応える金銭的な余裕があるが、それはサッカーの役には立っていない。サッカーの役に立つためにはナショナルチームのことを忘れてはならない」と語っている。
一方、カペッロ氏は5日と6日にヴィラ・パーク(Villa Park)とケニルワース・ロード(Kenilworth Road)を訪れFAカップ2007-08(FA Cup 2007-08)・3回戦を観戦しているが、正式には7日から代表監督として職務をスタートしており「私にとって今日は非常に光栄な日だ。長い間この仕事を欲していた。世界的に最も成功しているいくつかのクラブで指揮を執るという栄誉を授かったが、イングランド代表の仕事はそのどれにも劣らない」と語っている。(c)AFP