【12月29日 AFP】現地10月28日に行われたパルメイラス(Palmeiras)との試合後に行われた、ドーピング検査で陽性反応が検出されたサッカー元ブラジル代表のロマーリオ(Romario)に120日間の出場停止処分が下された。

 1994年に開催されたW杯米国大会などで活躍したロマーリオは、パルメイラスとの試合後に行われたドーピング検査で違法薬物に指定されおり、脱毛症の治療薬に使用されているフィナステリド(Finasteride)が検出された。フィナステリドはステロイドの使用を隠蔽する作用があるため、2004年に世界反ドーピング機関(WADA:World Anti-Doping Agency)の禁止薬物リストに加えられている。

 既に出場停止期間は12月18日から始まっているが、裁定が有効であるか否かを確かなものとするために、2008年1月24日から31日の間に再び聴聞会が行われる予定になっている。(c)AFP