【11月28日 AFP】スコットランドサッカー協会(Scottish Football Association:SFA)は27日、同国代表チームを指揮していたアレックス・マクレイシュ(Alex McLeish)監督が辞任したことを発表した。

 マクレイシュ監督は、イングランド・プレミアリーグのウィガン(Wigan)にスティーヴ・ブルース(Steve Bruce)監督を引き抜かれたバーミンガム・シティ(Birmingham City)の監督に就任するため辞任したとみられている。

 SFAのジョージ・ピート(George Peat)会長は「彼は代表チームで素晴らしい仕事をしてくれた最高の監督の一人なので、世界中にいるスコットランドのファンは2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)予選を楽しみにしていたと思うし、W杯地区予選組み合わせ抽選会が行われた南アフリカ滞在中には契約延長のオファーも出していた。しかし、残念な事に彼はこのオファーを拒否し、代表監督の座から退く事を伝えてきた。私はアレックスがこのような選択をしたことを残念に思う」と語った。

 今年1月にスコットランド・プレミアリーグのグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)の監督に就任するため任期途中で辞任したウォルター・スミス(Walter Smith)前監督の後任として代表チームの指揮を執ったマクレイシュ監督は、17日に行われた欧州選手権2008(Euro 2008)・予選でイタリアに敗れ本大会出場を逃すも、同予選でフランスから2勝を挙げるなど指揮官としての手腕は高く評価されていた。

 マクレイシュ監督の辞任を受けてSFAは、今後の対応について28日早朝に緊急会議を開く予定となっている。(c)AFP