【10月24日 AFP】サッカー、AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League)・決勝トーナメント準決勝、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds、日本)vs城南一和(Seongnam Ilhwa、韓国)、第2戦。試合は2試合連続で2-2のドローとなり延長戦でも決着がつかず、迎えたPK戦を5-3で制した浦和レッドダイヤモンズが決勝進出を決めた。

 前半21分にポンテ(Ponte)のパスからワシントン(Washington)がゴールを決めて先制した浦和レッズだったが、後半10分にチェ・ソング(Choi Sung-Kuk)、同24分にキム・ドンヒョン(Kim Dong Hyun)と立て続けにゴールを決められ、城南一和に逆転を許した。

 リードを許した浦和レッズは、城南一和がFWのナム・ギイル(Nam Ki-Il)に代えてDFのチョ・ヨンヒョン(Cho Yong-Hyung)を投入し守備を固めた直後の後半27分、阿部勇樹(Yuki Abe)のパスから長谷部誠(Makoto Hasebe)がゴールを決めて同点に追い着き、試合は2-2で後半終了を迎えた。

 第1戦に続き2-2の引き分けに終わった両チームは、その後行われた延長戦でも得点を挙げることができず、勝負の行方はPK戦までもつれ込んだが、GK都築龍太(Ryota Tsuzuki)が城南一和の二人目、チェ・ソングのシュートをセーブし、キッカーを務めた五人全員がPKを成功させた浦和レッズが5-3で勝利を収め、日本のクラブとしては初めてとなる決勝進出を果たした。

 試合後、浦和レッズのホルガー・オジェック(Holger Osieck)監督は「スピーディーでドラマチックな試合だった。先制したのは我々だったが、後半は城南一和の方が上手くやっていた。両チームの選手たちは100パーセントのプレーを見せていたし、どっちが勝ってもおかしくはなかった。勝者が我々だったことにとても満足している」と試合を振り返った。

 浦和レッズは、12月に行われる07クラブW杯(Club World Cup 2007)への出場権を懸けて11月7日と14日に行われる決勝戦でセパハン(Sepahan、イラン)vsアル・ワハダ(Al-Wahda、UAE)の勝者と対戦する。

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