【7月14日 AFP】サッカー、第14回アジアカップ(Asian Cup)・グループB、日本vsUAE。試合は日本が3-1で勝利を収め、勝ち点を4に伸ばしてグループ首位へ浮上した。

 2005年1月に行われた前回の対戦でUAEに0-1で敗れている日本は、前半22分に高原直泰(Naohiro Takahara)が中村俊輔(Shunsuke Nakamura)からのクロスを頭で合わせ2試合連続弾となるゴールで先制点を奪うと、同27分には加地亮(Akira Kaji)からのクロスをトラップした高原が、同42分には遠藤保仁(Yasuhito Endo)がペナルティエリア内で倒されて得たPKを中村俊が決め、3点のリードを奪い前半を折り返した。

 後半に入るとUAEのバシール・サイード(Basheer Saeed)がレッドカードで退場処分となり数的優位に立った日本は、後半21分にカウンターからボールを持ち込んだアハメド・モハメド(Ahmed Mohamed)からのスルーパスに反応したサイード・アルカス(Saeed Alkas)に1点を返されながらも、賢くボールをキープして前半のリードを守り切り、そのまま3-1で勝利を収めて勝ち点を4に伸ばしグループ首位へと浮上した。

 試合後に行われた会見で「難しい気象条件の中で我々は自分たちのペースでボールを動かし、相手を走らせることができた。その結果、我々が勝つことができた」と試合を振り返った日本のイビチャ・オシム(Ivica Osim)監督は、ここまで今大会通算3得点を挙げている高原について「彼がドイツでプレーできるのは闘争本能があるからだ」と賞賛する一方で、同選手が試合途中に体の痛みを訴え後半22分に交代したことについて「体の痛みは負傷ではなく、疲れからだろう。私は彼が次戦もプレーできることを願っている」と語った。

 日本は16日に準々決勝進出を賭けて開催国のベトナムと対戦する。(c)AFP