【6月26日 AFP】サッカー、スペイン・リーガエスパニョーラ1部のレアル・マドリード（Real Madrid）から米国メジャーリーグ・サッカー（MLS）のロサンゼルス・ギャラクシー（Los Angeles Galaxy）に移籍するイングランド代表のデビッド・ベッカム（David Beckham）が、米国行きに先立ちスポンサーのプロモーションの一環としてNFL・ニューオーリンズ・セインツ（New Orleans Saints）に所属するRBレジー・ブッシュ（Reggie Bush）とCMで競演した。

　大手スポーツメーカーのアディダス（Adidas）社の広告キャンペーンの一環としてベッカムとレジー・ブッシュが共演したCMはマドリード市内で撮影された。

　「NFLの試合を観戦したことはないが、スーパーボウルを観る限りファンや選手も含め全員が熱狂しており、今後は間違いなくスタジアムにも足を運ぶことになるだろう」とNFLの観戦を楽しみにしている様子を興奮ぎみに語ったベッカムは、CMで23番のセインツのユニフォームを着てアメリカンフットボールに臨み、レジー・ブッシュのマークを受けながらタッチダウンを決めてボールを地面に叩きつけるシーンや、レジー・ブッシュがホルダーを務めフィールドゴールを蹴るシーンを撮影した。

　また、ベッカムは「ギャラクシーとサインを交わしてから（米国ではアメリカンフットボールのことを意味する）フットボールではなくサッカーという言葉を使うようにしている」と語っている。

　一方、CMでパッドをショーツに履き替えすね当てをつけてサッカーに臨み、ベッカムのようにフリーキックを蹴るシーンや、ベッカムがキッカーを務めるPKのゴールキーパーを務めるシーンを撮影したレジー・ブッシュは「欧州におけるサッカーは、米国におけるアメリカンフットボールと同じような存在。アメリカンフットボールはボールを蹴ることより投げることのほうが多いので、サッカーの方がフットボールと呼ぶに相応しい存在かもしれない」と語った。

　なお、レジー・ブッシュは7月21日に行われるイングランド・プレミアリーグのチェルシー（Chelsea）との親善試合でギャラクシーでのデビューを飾ると見られているベッカムのデビュー戦を観戦することを約束している。

　両選手は7月には米国に向かい、ベッカムは既にシーズンが開幕し西地区で最下位と同じ勝ち点の5位（6月25日現在）に低迷するギャラクシーに合流し、レジー・ブッシュはセインツのキャンプに合流する。(c)AFP