【5月20日 AFP】12-13イタリア・セリエAは19日、第38節の試合が各地で行われ、ACミラン(AC Milan)は2-1でシエナ(AC Siena)に勝利した。

 フィリップ・メクセス(Philippe Mexes)の終盤の決勝点で逆転勝利を挙げたミランが、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)出場を決めた。

 チャンピオンズリーグを7度制しているミランは、前半25分にシエナのクラウディオ・テルツィ(Claudio Terzi)に先制点を許し、4位転落の危機に瀕した。

 しかしながら両チームともに退場者を出して迎えた後半39分、それまで決定機を逃し続けていたミランはマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得すると、これを自ら決めて起死回生の同点ゴールを挙げた。

 さらに、テルツィの得点の場面でゴール前にスペースを空けるミスを犯していたメクセスが、至近距離からのシュートを1度は阻まれながらもゴールへ押し込んだ。

 この勝利で勝ち点を72に伸ばしたミランは、優勝したユベントス(Juventus)、勝ち点78で2位のナポリ(SSC Napoli)に次ぐ3位に入った。ユベントスとナポリは自動でチャンピオンズリーグ本選からの出場となり、3位のミランはプレーオフからの本戦出場を目指す。

 ミランと3位を巡って一騎打ちを繰り広げていたフィオレンティーナ(Fiorentina)は、アデム・リャイッチ(Adem Ljajic)のハットトリックなどで、すで降格の決まっていたデルフィーノ・ペスカーラ1936(Delfino Pescara 1936)に5-1と大勝したが及ばなかった。

 ミランと勝ち点2差の4位となったフィオレンティーナは、敵地でインテル(Inter Milan)に5-2で大勝したウディネーゼ(Udinese)とともに、ヨーロッパリーグ2013-14(UEFA Europa League 2013-14)出場が決まっている。(c)AFP