【5月13日 AFP】12-13イタリア・セリエAは12日、第37節の試合が各地で行われ、ACミラン(AC Milan)は0-0でASローマ(AS Roma)と引き分けた。

 勝ち点1を得たミランは、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)出場圏内である3位を維持した。

 しかしミランのサリー・ムンタリ(Sulley Muntari)とローマのフランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)がレッドカードを受けた他、観客の一部が人種差別的なチャントを行い、試合に影を落とした。

 ムンタリは、主審がチームメイトのマリオ・バロテッリ(Mario Balotelli)にイエローカードを提示しようとしたことに抗議して一発退場処分となり、ミランは数的不利に陥った。

 試合後半序盤には、バロテッリに向けられたと思われる人種差別的なチャントが勃発。チャントを止めるようローマのサポーターが警告を受ける間、3分に渡り試合が中断されるという事態が起こった。

 後半ロスタイムにはトッティがミランのフィリップ・メクセス(Philippe Mexes)の顔面に肘打ちを見舞ってレッドカードを受け、結局最後にはミランも10人での試合を強いられた。(c)AFP