【5月6日 AFP】12-13イタリア・セリエAは5日、第35節の試合が各地で行われ、ユベントス(Juventus)は1-0でパレルモ(US Citta di Palermo)に勝利し、29度目のリーグ制覇を達成した。

 ユベントスはアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)のリーグ10得点目で先制すると、最後は10人となりながら勝利を手にした。

 この勝利によって2位のナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差は14となり、同日遅い時間帯に行われたナポリの試合結果によらず、3試合を残しての優勝が決まった。

 ユベントスは後半14分、ミルコ・ブチニッチ(Mirko Vucinic)がパレルモのマッシモ・ドナーティ(Massimo Donati)に倒されてPKを得ると、ここまでチーム首位のリーグ戦通算9得点、公式戦通算14得点を挙げていたチリ代表のビダルが、GKステーファノ・ソレンティーノ(Stefano Sorrentino)を破った。

 ビダル自身はゴール後の行動に行き過ぎがあったとして警告を受けたが、この得点には本拠地ユベントス・スタジアム(Juventus Stadium)の観衆も喜びを爆発させた。

 後半38分にはポール・ポグバ(Paul Pogba)がパレルモのサルヴァトーレ・アロニカ(Salvatore Aronica)との激しい口論の末、唾を吐きかけたとして一発レッドカードを受けたが、これも優勝に彩りを加える出来事でしかなかった。

 しかしながら、ユベントスの選手が試合後に示した盾が物議を醸している。イタリア国旗を模した巨大な盾には、31という数が書かれていた。ユベントスは八百長疑惑により04-05および05-06シーズンのリーグタイトルを公式に剥奪されているが、この数字には、クラブが通算31回優勝しているというチームの主張が表れていた。(c)AFP/Justin DAVIS