【4月30日 AFP】イタリア・セリエAのトリノ(Torino FC)は29日、同クラブに所属する選手がユベントス(Juventus)のポール・ポグバ(Paul Pogba)に対し人種差別的発言を行ったとの主張を否定した。

 28日に行われたリーグ戦でユベントスは2-0でトリノに勝利し、スクデット(リーグ優勝)獲得に王手をかけている。

 29日、ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)紙は、ポグバがトリノのリッカルド・メッジョリーニ(Riccardo Meggiorini)から「人種差別的な侮辱」を受けたと主張していると報じた。

 同紙によると、ポグバは「数回にわたり人種差別的な侮辱」を受け、前半終了後に主審に不満を訴えたという。

 メッジョリーニは試合後、「侮辱はあったけれど、まったく人種差別的なことはない。サッカーの試合でよくある、ただの侮辱だ。ポグバは、誰かが何かを言ったからといって、いつも不満を口にするべきではない」とコメントしたと伝えられている。

「僕だって侮辱されたし、サッカーというのはそういうものだから何も言いはしない。僕にとって問題ではない」

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