【4月15日 AFP】12-13イタリア・セリエAは14日、第32節の試合が各地で行われ、ACミラン(AC Milan)とナポリ(SSC Napoli)は1-1で引き分けた。

 ミランは先制点を奪ったマシュー・フラミニ(Mathieu Flamini)がその後退場となり、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)出場権獲得を争うナポリと本拠地で引き分けに終わった。

 試合は前半30分にミランがフラミニの得点で先制したが、ナポリも直後の同33分にゴラン・パンデフ(Goran Pandev)のゴールで同点に追いついた。フラミニは後半途中に退場処分を受けた。

 引き分けに終わった3位のミランは2位ナポリとの勝ち点4差を縮めることができず、チャンピオンズリーグへの出場が自動で決まる3位以内の確保へ向けて残り6試合を戦うこととなった。

 それでも、チームを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督はまだ2位を狙えると考えており、「6試合で勝ち点4差であれば、ナポリを捕らえるチャンスはまだ十分ある」とコメントした。

「確かにナポリは勝ち点差を守ったが、我々にとってもこの勝ち点1は重要だ。フィオレンティーナ(Fiorentina)との安全な差を保つことができたんだから」

 一方でナポリを率いるワルテル・マッツァーリ(Walter Mazzarri)監督は、勝ち点3を手に入れられる試合だったと悔しさをのぞかせた。

「結果にはまったく満足していない。ミランを自陣にくぎ付けにしていたし、ぜひとも勝ちたい試合だった。内容を見れば、勝ちに値したのはこちらだった」

「終盤にミランが1人少なくなったところで勝ち点3を持ち帰れると確信したが、チームには冷静さが足りなかった。我々はいつも、与える必要のないチャンスを相手に与えてしまう」

(c)AFP/David Schiavone