【4月8日 AFP】12-13イタリア・セリエAは7日、第31節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)は2-0でジェノア(Genoa CFC)に勝利した。

 本拠地スタディオ・サン・パオロ(Stadio San Paolo)でジェノアに格の違いを見せつけたナポリが、首位ユベントス(Juventus)と勝ち点9差をキープしている。

 ジェノアはアンドレア・ベルトラッチ(Andrea Bertolacci)が開始早々の2分にシュートを放ってナポリをひやりとさせたが、GKモルガン・デ・サンクティス(Morgan De Sanctis)が冷静に対処した。ジェノアが敵地で見せた攻撃はほぼこれだけにとどまり、その後はナポリが完全にゲームを支配し、2点のリードを奪った前半に勝負は決していた。

 しかし、ジェノアのGKセバスティアン・フレイ(Sebastien Frey)は随所に好セーブを見せ、ゴラン・パンデフ(Goran Pandev)の1本目のシュートを止めたおよそ10分後、パンデフが内側に切り込んで放った2本目のシュートは枠のわずか数センチ右上に外れた。さらにフレイはその後エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)のPKも阻んでいる。

 それでも前半18分、カヴァーニからパスを受けたパンデフは今度はミスを犯すことなくボールをコントロールし、相手守備陣を巧みにかわしてネットを揺らした。

 さらに同29分、今度はパンデフが起点となり、中盤でパスを受けたマレク・ハムシク(Marek Hamsik)が左サイドでフリーになったブレリム・ジェマイリ(Blerim Dzemaili)にラストパスを供給し、ジェマイリがフレイの左下を抜ける低いシュートを決めた。

 後半に入ってからも似たような試合展開が続いたが、ジェノアが守備陣を強固にしたことが奏功し、カヴァーニ、ハムシク、パンデフはネットを揺らすことはできなかった。(c)AFP/Justin Davis