【4月8日 AFP】12-13イタリア・セリエAは7日、第31節の試合が各地で行われ、インテル(Inter Milan)は3-4でアタランタ(Atalanta)に敗れた。

 アタランタのヘルマン・デニス(German Denis)にハットトリックを許し、今季11回目の逆転負けを喫したインテルは来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)出場権を獲得できる3位から遠のいた。また、インテルのマティアス・エセキエル・スケロット(Matias Ezequiel Schelotto)がアタランタの数選手ともみ合いになって警備員に取り押さえられるなど、後味の悪さを残した。

 前半43分、インテルは先発起用されたトンマーゾ・ロッキ(Tommaso Rocchi)が先制ゴールを決めて本拠地サンシーロ・スタジアム(San Siro Stadium)でリードを奪った。

 ハーフタイム後は一転して点の取り合いとなり、20分間で両チーム合わせて6ゴールが生まれた。

 後半11分にジャコモ・ボナベントゥーラ(Giacomo Bonaventura)の得点でアタランタが同点にすると、そのわずか1分後にインテルのリカルド・アルバレス(Ricardo Alvarez)が勝ち越しゴールを挙げた。

 さらに同16分、再びアルバレスが追加点を挙げてリードを広げるも、その4分後にインテルは相手にPKを与えてしまい、これをデニスが決めてアタランタが1点差に詰め寄った。さらに同26分、デニスが自身2得点目を挙げて試合を振り出しに戻すと、同32分にはハットトリックを達成。アタランタが4-3と逆転に成功した。

 土壇場になってインテルに得点機が訪れたが、アンドレア・ラノッキア(Andrea Ranocchia)のシュートは無情にも高くカーブを描いて2メートルほど枠を外れた。(c)AFP