【4月3日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)準々決勝を控えるガラタサライ(Galatasaray)のウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)が2日、インテル(Inter Milan)退団は正しい決断だったとの見解を示した。

 1月の移籍市場でイタリア・セリエAのインテル(Iner Milan)からガラタサライに移籍したオランダ代表のスナイデルは、サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で古巣レアル・マドリード(Real Madrid)と対戦できることで、自身の移籍は正しい決断だったと考えている。

 記者会見に臨んだスナイデルは、「ガラタサライでは加入した初日から歓迎されている。僕はとても満足しているよ」と語った。

「ガラタサライは素晴らしいクラブだ。移籍は正しかったと確信している。インテル退団後は前に進みたかったし、後戻りもしたくなかった。チャンピオンズリーグの準々決勝でレアル・マドリードと対戦できる。僕の選択は正しかった」

 現在大会得点王争いでトップに立つブラク・ユルマズ(Burak Yilmaz)や、前回王者のチェルシー(Chelsea)で活躍したディディエ・ドログバ(Didier Drogba)らと共に敵地での一戦に臨むスナイデルは、ガラタサライにはレアル・マドリードを驚かせる実力が備わっていると語っている。

「勝つためにここにいるのであって、引いて守るためではない。僕らは強いチームだし、自分たちが望むようなプレーをするためにここに来た。チームに在籍する選手を見れば、準々決勝まで勝ち残ったことは驚きではない」

 また、スナイデルはインテル時代の指揮官で、現在はレアル・マドリードを率いるジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督と対戦することも特別な体験になると語った。

 スナイデルはモウリーニョ監督の指揮下で09-10シーズンのチャンピオンズリーグを制しているが、今回は監督との友情を切り離さなければならないとしている。

「監督と対戦できることは自分にとって素晴らしいことだ。僕らは良い時期をともに過ごしたが、今はそれを忘れなければいけない。明日は友達ではなく、敵になる」

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