【2月17日 AFP】12-13イタリア・セリエAは16日、第25節の試合が各地で行われ、ASローマ（AS Roma）は1-0でユベントス（Juventus）に勝利した。

　リーグ首位のユベントスは12日に敵地で行われた欧州チャンピオンズリーグ2012-13（UEFA Champions League 2012-13）決勝トーナメント1回戦第1戦でセルティック（Celtic）に3-0で快勝したが、この試合ではクラウディオ・マルキジオ（Claudio Marchisio）、フェデリコ・ペルーゾ（Federico Peluso）を出場停止処分で、ジョルジョ・キエッリーニ（Giorgio Chiellini）、パオロ・デ・チェッリェ（Paolo De Ceglie）、ニクラス・ベントナー（Nicklas Bendtner）を故障で欠いていた。

　とはいえ、この試合までの直近6試合で勝ち点2に留まっていたローマを相手に、ユベントスは勝ち点3を計算して敵地に乗り込んだ。

　ズデネク・ゼーマン（Zdenek Zeman）前監督の解任を受け約2週間前に就任したアウレリオ・アンドレアッツォーリ（Aurelio Andreazzoli）暫定監督の下、ローマは4-3-3から、トップのパブロ・ダニエル・オスヴァルド（Pablo Daniel Osvaldo）をエリク・ラメラ（Erik Lamela）とフランチェスコ・トッティ（Francesco Totti）の2人がをサポートする3-4-2-1にシステムを変更した。

　この危機的状況はジャッロ・ロッソ（ローマのクラブカラーの「黄色と赤」の意味で、愛称）に刺激を与え、前半はローマが試合を支配し、更に後半に入るとユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォン（Gianluigi Buffon）をたびたび脅かすようになった。

　後半13分、ローマのFKが相手ディフェンスに当たり跳ね返ったボールを、トッティがブッフォンには防ぎようもない完璧な弾丸シュートを決め、本拠地スタディオ・オリンピコ（Olympic stadium）を熱狂の渦に巻き込んだ。

　結果、このシュートがユベントスからの価値ある一勝をもたらすことになった。ユベントスは今季4敗目を喫している。(c)AFP/Justin Davis