【2月10日 AFP】12-13イタリア・セリエAは9日、第24節の試合が各地で行われ、ユベントス(Juventus)は2-0でフィオレンティーナ(Fiorentina)を下した。

 ユベントスは、第22節のジェノア(Genoa CFC)戦でアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督とレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)が審判に対し暴言を吐いたとして2試合の出場停止処分に科されているのを物ともせず、今季リーグ17勝目を挙げた。

 鍵となる選手の一人、アンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)も足の負傷により欠場の可能性があったものの、先発出場を果たし、ユベントスの先制点に直接からむプレーを披露した。

 前半20分、ピルロが放ったクロスはエリア内にいたフィオレンティーナのディフェンスにクリアされたが、それをブチニッチが拾うとゴールまで25メートルの距離からハーフボレーを放ち、GKエミリアーノ・ヴィヴィアーノ(Emiliano Viviano)を破った。

 パスアンドムーブでフィオレンティーナを手玉に取ったユベントスは、同41分にアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)がペナルティーエリアの端までボールをコントロールして運ぶと、完璧なパスをマトリに繋げた。シュートを放つ際に右足からスパイクが脱げ落ちたものの、マトリは靴下だけになった足で難なくボールをゴールネットに突き刺した。

 現在リーグ首位に立つユベントスは、この勝利で2位につけるナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差を5に広げた。
 
 ユベントスは12日に欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)の決勝トーナメント1回戦の第1戦で、スコットランド・プレミアリーグで首位に立つセルティック(Celtic)とアウェイで対戦する。(c)AFP