【1月24日 AFP】サッカー元イタリア代表のロベルト・バッジョ(Roberto Baggio)氏が23日、イタリアサッカー連盟(Federazione Italiana Giuoco CalcioFIGC) の技術委員長の職から退く意向を表明した。自身の仕事が意図的に妨げられていることを感じたためという。

 同連盟の技術委員会でトップを務める45歳のバッジョ氏は、イタリア国営テレビ「Rai 1」に対し、「やりたい仕事をやらせてもらえなかった。これ以上続ける意思はない。900ページのプログラムを作って2011年11月に提出したのに、プログラムは今では形骸化しているんだ。とはいえ、これでサッカー界とお別れというわけじゃない」

 現役時代は「偉大なるポニーテール」の愛称で知られ、1994年のW杯米国大会(1994 World Cup)ではイタリアを準優勝へ導いたバッジョ氏は、引退後の2010年から現職に就き、連盟内で若年世代の育成改革に取り組んでいた。(c)AFP