【1月13日 AFP】12-13イタリア・セリエAは12日、第20節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は2-0でデルフィーノ・ペスカーラ1936(Delfino Pescara 1936)に快勝した。

 本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で昇格組のペスカーラを撃破したインテルは暫定3位に浮上し、13日にパルマ(Parma FC)との対戦を控える首位ユベントス(Juventus)との勝ち点差を6に縮めている。

 ウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)の移籍問題や故障者を多く抱えるインテルだが、2013年初めてとなるホームでの試合で素晴らしいパフォーマンスを披露した。

 負傷したワルテル・サムエル(Walter Samuel)を登録から外し、ディエゴ・ミリート(Diego Milito)をベンチに置いたインテルは、前半30分にロドリゴ・パラシオ(Rodrigo Palacio)のゴールで試合の均衡を打ち破った。

 インテルはクリスティアン・キヴ(Cristian Chivu)のパスをアントニオ・カッサーノ(Antonio Cassano)がスルーすると、ボールをコントロールしたパラシオは相手選手をかわし、ペスカーラのGKマッティア・ペリン(Mattia Perin)から先制点を奪った。

 後半9分にパラシオのアシストからフレディ・グアリン(Fredy Guarin)がゴールを記録し、ペスカーラを突き放したインテルだったが、その後はカウンター攻撃から追加点を狙ったものの、3得点目を奪うまでには至らなかった。

 なお、インテルはトルコ1部リーグのガラタサライ(Galatasaray)とスナイデル移籍で合意に至っており、現在はスナイデルとガラタサライの間で交渉が行われている。これまでインテルの主力選手だったスナイデルだが、推定600万ユーロ(約7億1000万円)の年俸が減額されることを拒否したため、クラブから戦力外となっている。(c)AFP/Justin Davis