【11月12日 AFP】12-13イタリア・セリエAは11日、第12節の試合が行われ、フィオレンティーナ(Fiorentina)は3-1でACミラン(AC Milan)に勝利した。

 フィオレンティーナは好調を維持し、敵地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で内容に見合った勝利を挙げた。

 フィオレンティーナは前半10分、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)から今夏加入したアルベルト・アクイラーニ(Alberto Aquilani)が、スローインの流れからこぼれたボールをニアサイドへシュートし、GKクリスティアン・アッビアーティ(Christian Abbiati)を破って先制した。このとき、ミランの守備陣は機能していないも同然だった。

 ミランは前半30分過ぎにアレシャンドレ・パト(Alexandre Pato)がペナルティーエリア内でファクンド・ロンカリア(Facundo Roncaglia)に倒されてPKを得たが、パトのシュートはクロスバーを越えた。

 するとその8分後、フィオレンティーナは左サイドのスローインからエリアの端でボールを受けたボルハ・バレロ(Borja Valero)がドリブルでリカルド・モントリーボ(Riccardo Montolivo)、さらにはフィリップ・メクセス(Philippe Mexes)を抜き去ってファーサイドへシュートを決めた。ミランは教科書通り、PK失敗のミスからリードを広げられた。

 ミランは後半開始からウルビー・エマヌエルソン(Urby Emanuelson)とパトに代えてボージャン・クルキッチ(Bojan Krkic)とジャンパオロ・パッツィーニ(Giampaolo Pazzini)を投入。後半15分にそのパッツィーニがポストに当たって跳ね返ったボールを押し込んで1点を返したが、試合終了間際にはフィオレンティーナのムニル・エル・ハムダウィ(Mounir El Hamdaoui)がさらに追加点を挙げた。

 フィオレンティーナは勝ち点を24に伸ばして4位を守った。一方のミランはリーグ戦6敗目を喫し、勝ち点14で13位に沈んでいる。(c)AFP