【11月12日 AFP】12-13イタリア・セリエAは11日、第12節の試合が行われ、ラツィオ(SS Lazio)は3-2でASローマ(AS Roma)に勝利した。

 調子の上がらないラツィオだったが、ローマとのダービーで圧倒的なプレーを見せ、リーグ戦の再スタートを切った。

 ローマは前半9分、CKにエリク・ラメラ(Erik Lamela)がファーポストで頭に合わせて完璧な出だしをみせた。

 激しい雨が降りプレーが難しくなる中、ラツィオは嵐をしのぐと同35分に同点に持ち込んだ。ラツィオはアントニオ・カンドレーヴァ(Antonio Candreva)がゴール前約30メートルのFKから強烈なシュートを放つと、ボールはローマの壁を越え、GKマウロ・ゴイコエチェア(Mauro Goicoechea)の手を弾き、ゴールに突き刺さった。

 さらに同43分、ラツィオはドイツ代表のミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)が直前のミスを埋め合わせるかのように、エルナネス(Hernanes)のシュート性のパスに合わせ、勝ち越し点を挙げた。

 ローマは後半開始直後、ダニエレ・デ・ロッシ(Daniele De Rossi)がペナルティーエリア内の競り合いでステファノ・マウリ(Stefano Mauri)の顔をはたいたとしてレッドカードを受け退場となり、苦しい立場に追い込まれると、その1分後には守備のミスからマウリにゴールを決められてリードを広げられた。

 その後ローマはラツィオを攻め立て、後半41分にはミラレム・ピャネツ(Miralem Pjanic)が遠めから狙ったFKが、前に出ていたGKフェデリコ・マルケッティ(Federico Marchetti)の頭上を越えて見事に決まり、1点差に詰め寄ったものの反撃は遅きに失した。(c)AFP/Justin Davis