【11月1日 AFP】12-13イタリア・セリエAは31日、第10節の試合が各地で行われ、インテル(Inter Milan)は3-2でサンプドリア(Sampdoria)を下した。

 シーズンの3分の1を消化した段階ながら、36歳のアンドレア・ストラマッチョーニ監督(Andrea Stramaccioni)率いるインテルは、リーグ首位のユベントス(Juventus)との勝ち点差を4に縮め2位に浮上し、ユベントスの脅威となってきている。
 
 試合は前半20分、インテルのゴールに向け高く上がったFKをワルテル・サムエル(Walter Samuel)とアンドレア・ラノッキア(Andrea Ranocchia)が処理しようとしたものの、サンプドリアのジャンニ・ムナリ(Gianni Munari)がこぼれ球を押し込み先制ゴールを決めた。

 しかし、その後インテルは南米出身の3選手が得点を挙げて勝利に突き進んだ。

 後半6分、インテルのディエゴ・ミリート(Diego Milito)がPKで同点とすると、同23分にはインテルの2ゴール目をお膳立てした。

 ミリートの出したボールを中盤で受けたアントニオ・カッサーノ(Antonio Cassano)がゴール前まで突き進むと、サンプドリアの守備陣は後退、カッサーノは右手でフリーのロドリゴ・パラシオ(Rodrigo Palacio)へパスを出すと、パラシオはGKセルヒオ・ロメロ(Sergio Romero)を破り、サンプドリアのゴールネットを揺らした。

 同36分、インテルはその前にFKのチャンスを逃していたカッサーノからパスを受けたフレディ・グアリン(Fredy Guarin)が地面すれすれのシュートをニアポストに蹴りこんだ。

 試合終盤、エデル(Eder Citadin Martins)の得点でサンプドリアに1点を返されたものの、インテルは今季リーグ戦8勝目を手にした。(c)AFP