【10月29日 AFP】12-13イタリア・セリエAは28日、第9節の試合が各地で行われ、首位ユベントス(Juventus)は敵地でカターニア(Calcio Catania)に1-0で勝利した。

 決まったはずの得点を取り消され、最後は10人になりながらも必死に戦ったカターニアに対し、微妙な判定で勝利を収めた11-12シーズン王者のユベントスは首位の座を固めた。 

 前半25分、ルーベン・ベルゲッシオ(Ruben Bergessio)がニコラス・スポッリ(Nicolas Spolli)のシュートのリバウンドをゴールに押し込んだ。カターニアは、この試合でセリエA通算500試合出場を果たしたユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)から問題なく得点を挙げたと思われた。

 しかし、主審は副審との協議の後得点を取り消し、カターニアの歓喜は長続きしなかった。カターニア側はこれに対し猛烈な抗議をし、最終的にアントニーノ・プルビレンティ(Antonino Pulvirenti)会長がベンチから退席処分となった。苛立ちの募ったカターニアは、この試合で5選手がイエローカードを受けている。

 ユベントスはアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)が後半12分に得点を挙げ先制すると、同22分にはカターニアのジョヴァンニ・マルケーゼ(Giovanni Marchese)が退場処分となり、勝負は決した。(c)AFP