【8月24日 AFP】一連の八百長問題に関与したとして10カ月の資格停止処分を科されたイタリア・セリエA、ユベントス(Juventus)のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は23日、処分を支持した裁判員の1人を痛烈に批判した。

 トリノ(Turin)で開かれた記者会見でコンテ監督は「まるでライバルチームのサポーターのように私を敵視している裁判員がいた」と明かした。

 さらに「私はこのスキャンダルの顔になってしまった」と述べたコンテ監督は「まったくもってばかげていると、今はそう言える。私は賭博に関ったことは1度もないし、選手も私がどんな人間か知っている。それに私はいつだってルールを尊重してきた」と明らかに苛立った様子でイタリアサッカー連盟(Federazione Italiana Giuoco Calcio、FIGC)の決定に怒りをぶつけた。

 コンテ監督は、シエナ(AC Siena)を率いていた2010-11シーズンのノヴァーラ(Novara Calcio)戦とUCアルビーノレッフェ(UC Albinoleffe)戦について、八百長に関する情報を知りながらも提供しなかったとして告発されていた。

 コンテ監督の異議申し立てを受けて22日に行われた裁判の中で、裁判所はノヴァーラ戦については無罪としたものの、資格停止処分の期間は短縮されなかった。(c)AFP