【8月10日 AFP】イタリアサッカー連盟(Federazione Italiana Giuoco CalcioFIGC)は10日、セリエAのユベントス(Juventus)で指揮を執るアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督に対し、一連の八百長問題に関与したとして10カ月の資格停止処分を科した。

 同日にユベントスはコンテ監督を全面的にサポートすると声明を発表し、控訴する準備を進めていることを明らかにしている。

 コンテ監督は、シエナ(AC Siena)を率いていた2010-11シーズンに八百長があった2試合に関する情報を知りながらも提供しなかったとして告発されていた。

 FIGCは、コンテ監督のアシスタントコーチを務めるアンジェロ・アレッシオ(Angelo Alessio)氏に対しても8カ月の資格停止処分を下している。

 その一方で、バリ(AS Bari)に在籍していた2010年5月のウディネーゼ(Udinese)戦で八百長を行っていたとして3年半の出場停止処分を要求されていたユベントスのレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)には、無罪が言い渡された。また、ボヌッチとチームメイトのシモーネ・ペペ(Simone Pepe)に対しても無罪判決が下されている。

 2010年にユベントスに加入したボヌッチは、4月にクラブとの契約を2017年まで延長しており、イタリア代表としてサッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)にも出場していた。(c)AFP