【5月29日 AFP】イタリア・セリエAの選手が検挙された八百長の捜査に関連し、家宅捜査を受けたユベントス(Juventus)のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督が反論した。

 コンテ監督は、10-11シーズンに指揮を執ったシエナ(AC Siena)時代に八百長に関与したと、当時同クラブに所属していたフィリッポ・カロッビオ(Filippo Carobbio)から告発を受けた。

 現役時代は好戦的なミッドフィールダー(MF)としてユベントスやイタリア代表でプレーしたコンテ監督は「選手や指導者としての私の経歴が多くを語っている。チームメイトや選手たち、対戦相手に聞けば良い。シエナは昨シーズン、努力して、犠牲を払って昇格を勝ち取った。私や選手がこういったことをすることはない」とコメントしている。

 またユベントスのレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)にも、バリ(AS Bari)在籍時の八百長加担の疑いが挙がっている。

 しかしながら、ユベントスのアンドレア・アニエッリ(Andrea Agnelli)会長は「ユベントスとしても、私個人としてもアントニオ・コンテとレオナルド・ボヌッチの側にいる」と語り両者に信頼を置いていると明かしている。

 また28日にイタリア代表候補の宿舎の部屋を捜索されたドメニコ・クリシート(Domenico Criscito)が、欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)に向けたメンバーから外れたと同代表のクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)監督が発表している。一方候補のリストには、検察からの捜索を受けなかったボヌッチが残っている。(c)AFP/Barnaby Chesterman

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