【5月14日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)を今シーズン限りでの退団する主将のアレッサンドロ・デル・ピエロ(Alessandro Del Piero)は13日、同チームでの19年間を終えた今でも引退は考えていないことを明らかにした。

 デル・ピエロは自身にとってユベントスでのセリエA最後の試合となった最終第38節のアタランタ(Atalanta)戦で、前半28分にチームの2点目を決めた。試合は3-1でユベントスが快勝し、シーズンを無敗で終えている。

 本拠地ユベントス・スタジアム(Juventus Stadium)での最後の試合でキャプテンとしてチームを率いたデル・ピエロは後半13分に交代を命じられ、チームメイトやサポーターから熱烈な歓声を受けながらピッチを後にした。リーグ戦は最後となったものの、20日に控えるナポリ(SSC Napoli)とのイタリア杯2011-12(Italian Cup 2011-12)決勝にも出場する可能性はある。

 ユベントスは契約延長を見送ったものの、37歳のデル・ピエロはまだキャリアを続けたいと話している。

 デル・ピエロは「僕はサッカーをするために生まれてきた。まだ健康だしサッカーを続けたい。イングランドはサッカー熱が凄いけれど、移籍について考えるのは19年ぶりのことだからまだわからない」とコメントした。

 デル・ピエロは今シーズン出場機会にあまり恵まれていなかったが、元チームメイトのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督との間に問題はないと話す。

 「彼のことは長い間知っているし、僕らは素晴らしい関係を築いている。今年は自分にとっては難しい年だったが、誰かのせいにしたくはない」と説明したデル・ピエロは「今はこの瞬間を楽しみたい。未来は今なんだ」と付け加えている。(c)AFP 

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