【1月29日 AFP】ロシア・プレミアリーグのCSKAモスクワ(CSKA Moscow)に所属する本田圭佑(Keisuke Honda)が、イタリア・セリエAのラツィオ(SS Lazio)に移籍することが決まったと、スポーツニッポン(Sports Nippon)が29日に報じた。

 報道によると、ラツィオと本田側はすでに条件面で合意していたが、隔たりがあったCSKAモスクワとラツィオ間の交渉が移籍金1400万ユーロ(約14億円)の完全移籍で合意に達したと伝えている。

 またスポーツニッポンは、クラブ間の合意を受け、本田はリハビリを受けていたスペインのバルセロナ(Barcelona)からすでにローマ(Roma)入りし、ラツィオのクラウディオ・ロティート(Claudio Lotito)会長と会食したと報じている。

 記事では、本田は早ければ29日にメディカルチェックを受け、EU外国籍枠が空き次第、正式に発表されるとしている。

 2011年1月に行われた第15回アジアカップ(AFC Asian Cup 2011)で日本代表を4度目の優勝に導いた本田には、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)をはじめ、アーセナル(Arsenal)、アストン・ビラ(Aston Villa)を含む複数のクラブが獲得に興味を示し、同年6月にはイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)、2012年1月にはフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)への移籍が取りざたされた。

 Jリーグ1部(J1)の名古屋グランパス(Nagoya Grampus)に4シーズン在籍した本田は、オランダ・エールディビジのVVVフェンロ(VVV Venlo)で2シーズンを過ごした後の2010年にCSKAモスクワに移籍し、日本人選手としては初となる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2009-10)準々決勝進出を果たした。

 また、日本代表としては2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で日本のベスト16進出に貢献し、第15回アジアカップでは大会最優秀選手に選出されている。(c)AFP