【3月17日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に所属するイングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)が16日、断裂したアキレス腱(けん)の手術が成功し、「完全な状態に戻る」ことに集中すると明かした。

 自身の公式ホームページで、ベッカムは「この機会に応援のメッセージをくれた皆さんに感謝したい。メッセージはありがたいものです。手術は成功しました。サカリ・オラバ(Sakari Orava)医師をはじめ、フィンランド滞在中に世話をしてくれた全ての医療関係者にお礼を言いたい。前向きな気持ちです、これから数か月をかけて完全な状態に戻ることに集中します」とコメントしている。

 執刀医のオラバ氏は、ベッカムは直ぐに回復するであろうとし、「患者(ベッカム)は良好で、元気だ。今日(16日)、松葉杖を使った歩行練習を行う予定だ」と話している。

 ベッカムは14日にACミランのホームで行われたキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)戦の試合終了間際に左足を痛め、涙と苦痛にゆがんだ顔で担架に乗せられてピッチを後にした。そして15日には自家用機でフィンランド西部の都市トゥルク(Turku)に飛び、メヒライネン病院(Mehilaeinen hospital)で手術を受けた。

 フィンランドのメディアは、妻のヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)が16日に見舞いのためトゥルクを訪れたと報じている。同国のSTT通信によると、ヴィクトリアは午後5時ごろトゥルク空港に到着し、車で市内中心部へ向かったという。

 オラバ氏は「練習やプレーについての話は、全くの推測だ」とし、ベッカムの足は3、4か月間ギプスで固定されると話している。また同氏によると、ベッカムは17日にフィンランドを発ち、英国に立ち寄ってからロサンゼルス(Los Angeles)の自宅に向かうことになっているという。(c)AFP

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