【5月20日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)は19日、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)が2009-10シーズンからチームに復帰することを発表した。契約期間は1年間。

 06サッカーW杯で優勝したイタリア代表の主将を務め、同年のFIFA年間最優秀選手(FIFA World Player of the Year)に輝いたカンナヴァーロは、不正に関与したとして06-07シーズン開幕前にセリエB(2部)へ降格したユベントスからレアル・マドリードへ移籍した。

 レアル・マドリードへの移籍はファンの怒りを買い、復帰の話が持ち上がった当初も降格するチームから逃げ出したカンナヴァーロを許さないとするファンもおり、様々な反応が見られた。

 カンナヴァーロは、「トリノに帰ってくることができ、黒と白(ユベントス)のユニフォームを再び着るチャンスを得れて嬉しい。ともに過ごした素晴らしいシーズンへの評価より怒りが勝っているファンがいることは残念だ。プロ意識、そして新たな冒険に挑む情熱を通して懐疑的な人たちも味方にできると確信している」と語り、トリノ(Turin)へ戻って自身を中傷する人々を説得することを待ち望んでいるとした。(c)AFP/Barnaby Chesterman