イタリア政府 ナポリサポーターのアウェー行きを禁止
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【9月3日 AFP】イタリア内務省は、イタリア・セリエA、ナポリ(SSC Napoli)のサポーターが、2008-09シーズンのアウェーで行われる試合に向かうことを禁止した。ナポリのサポーターは、31日に行われたASローマ(AS Roma)とのシーズン開幕戦で暴動を起こしていた。
ロベルト・マローニ(Roberto Maroni)内相は、国営放送のイタリア放送協会(RAI)に対し「ナポリのファンクラブのメンバーがアウェー戦に向かうことをシーズン終了まで禁止する」と伝えた。
31日の衝突のあとには5人(当初は7人とされた)のサポーターが逮捕された。大半がチケットを持たないおよそ1000人のサポーターが、ナポリ(Naples)から試合が行われるローマ(Rome)行きの列車に乗り込み、列車を破壊した。サポーターの集団は、窓を割り、トイレや座席を破壊するなど50万ユーロ(約7900万円)の損害を与え、鉄道員4人と改札員1人、数人の警官が負傷した。
マローニ内相は「リーグ開幕の日に起こったあのような事件を許すことはできない」と語っている。
また、イタリアサッカー連盟(Federazione Italiana Giuoco Calcio、FIGC) のジャンカルロ・アベーテ(Giancarlo Abete)会長は1日、「法を破り世界のサッカーを汚す集団を撲滅する」緊急の必要性があるとの見解を示している。(c)AFP