【7月7日 AFP】イタリア・セリエA、ACミラン(AC Milan)のアドリアーノ・ガッリアーニ(Adriano Galliani)副会長は6日、所属するブラジル代表のカカ(Kaka)に対する巨額のオファーがイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)から届いていることを明らかにした。

 イタリアのスタンパ(La Stampa)紙に対し「チェルシーからカカに対する天文学的な数字のオファーが届いている」と語ったガッリアーニ副会長は、さらにチェルシーがアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)にも興味を示していることを明らかにしている。

 2008-09シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権を逃したものの、ミランが補強と昇給を続けていることを強調するガッリアーニ副会長は「これは我々が5000万ユーロ(約84億円)の赤字を抱えることを意味する」と明かし、さらに「借金を返済するためにはカカとピルロの売却が必要になる」と付け加えた。

 ガッリアーニ副会長が苦しい財政事情を明らかにしたミランは、スペイン・リーガエスパニョーラ1部のFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するサミュエル・エトー(Samuel Eto’o)やロナウジーニョ(Ronaldinho)、プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に所属するエマヌエル・アデバヨール(Emmanuel Adebayor)の獲得が噂されている。(c)AFP