【5月11日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)を指揮するカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、2008-09シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場権を手にしようとしているチームを称えた。

 ミランは第34節までフィオレンティーナ(Fiorentina)に勝ち点4差をつけられていたが、現在は逆転し勝ち点1差の4位に位置している。

 ミランは第35節でリボルノ(Livorno)を4-1で下し、翌36節のインテル(Inter Milan)とのミラノダービーでは2-1で勝利を収めているが、同時期にフィオレンティーナはサンプドリア(Sampdoria)と引き分け、カリアリ(Cagliari)には1-2で敗れるなど勝ち点1の獲得に終わっている。

 アンチェロッティ監督は「現時点で我々は他のどのチームよりも良い状態にある。(第37節で対戦する)ナポリ(Napoli)はホームでは常に怖い存在だが、我々にはモチベーションがある。彼らはサポーターの前でホーム最終戦を良い形で終えたいだろうが、この試合は我々の命運を握る試合だ」と語っている。

 現地11日のナポリとの一戦に全神経を捧げるアンチェロッティ監督は、獲得が噂される前線の選手に関する憶測を否定している。

 アンチェロッティ監督は「パレルモ(US Citta di Palermo)に所属する)アマウリ(Amauri Carvalho de Oliveira)のことは熟知しているが、彼を連れてくるのは難しいだろう。(イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属する)ディディエ・ドログバ(Didier Drogba)の獲得が間近に迫っているというのも真実ではないし、(スペイン・リーガエスパニョーラ1部のFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属する)ロナウジーニョ(Ronaldinho)に関しては何も新たな情報はない。アマウリと同様に彼を連れてくるのも困難だろう」と語っている。(c)AFP