【3月29日 AFP】イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)とチェルシー(Chelsea)の前監督ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏が、現地28日に2008-09シーズンからの監督就任に向けて交渉に臨むことが決まった。

 ポルトガルのラジオ局Antena 1は、モウリーニョ氏がインテルのマッシモ・モラッティ(Massimo Moratti)会長と契約交渉を行うため、現地28日にリスボン(Lisbon)からミラノ(Milan)に発ったと報じている。

 この報道はその後、モウリーニョ氏に近い人物の情報として同国のルサ(Lusa)通信により確認されている。

 チェルシーを2度(04-05、05-06)プレミアリーグ制覇に導いた44歳のモウリーニョ氏は、チェルシーを2007年9月に退団して以来、欧州で最も待望論の多い監督の一人となっている。

 2004年からインテルの指揮を執り、契約を2012年まで残しているロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督は、現地11日に行われたリバプール(Liverpool FC)との欧州チャンピオンズリーグ2007-08(UEFA Champions League 2007-08)決勝トーナメント1回戦の第2戦の試合後に、07-08シーズン限りで辞任する意向を表明していた。

 なお、モラッティ会長はその翌日にマンチーニ監督が翻意し、引き続きインテルを指揮することを明らかにしている。(c)AFP