【9月25日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)のアドリアーノ・ガッリアーニ(Adriano Galliani)副会長が、不正会計を巡り24日に裁判所に召喚されていたことが明らかとなった。

 イタリアのANSA通信は、検察がガッリアーニ副会長と同様の疑いでインテル(Inter Milan)のリナルド・ジェルフィ(Rinaldo Ghelfi)副会長と元ディレクターのマウロ・ガンバーロ(Mauro Gambaro)氏に召喚状を送ったと報じている。

 両クラブは2003年から2005年にかけて収支を整えるために不正会計を行った疑いがもたれているが、これに対しミランは24日に声明で「我々の会計に間違いは無い」と発表して疑惑を否定し、ガッリアーニ副会長の無罪を主張している。

 ミランとインテルはイタリアサッカー連盟(FIGC)がリーグ参加に必要とする財政条件を満たすため、両チーム間で移籍する選手の価値を実際より水増しして損失の一部を補填するなど収支を黒字化し、財務損失を隠蔽していた疑いがもたれている。(c)AFP