【9月3日 AFP】サッカー・元フランス代表のヴァンサン・カンデラ(Vincent Candela)が、プロ選手として過ごした15年の現役生活から引退することを発表した。

 フランスのレキップ(L’Equipe)紙のインタビューに応じたカンデラは、現役引退について「18歳からプロとしてサッカーをやれたことは良かった。引退するには良い時期だと思う。近年のフットボールは大きく変わった。昔よりも身体的で戦術的要素は少なく、技術面が大きい。今の選手はあまり考えなくても大きくて速ければプレー出来る」と語った。

 フランス代表の一員として1998年W杯フランス大会や欧州選手権2000(Euro 2000)の優勝に貢献したカンデラは、1992年にフランス・リーグ1のトゥールーズ(Toulouse FC)でプロデビューを飾ると、1997年には自身のキャリアの中で大半を過ごすこととなるイタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)に移籍しチームのスクデット獲得に大きく貢献した。その後、イングランド・プレミアリーグのボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)、セリエAのウディネーゼ(Udinese)と渡り、2006年からはシエナ(AC Siena)に所属し、2007年1月からは半年契約を結んだメッシーナ(Messina)でプレーしていた。(c)AFP