【8月25日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を率いるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)が、23日のヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)戦の終盤に、想定外の攻撃を受けていたことを明かした。

 クロップ監督はスベン・ベンダー(Sven Bender)を投入しようとしたタイミングで、蜂に刺されていたという。

 黄色と黒はドルトムントのチームカラーだが、試合に1-0で勝利するまでの数分間、クロップ監督にとってその色は、自身を落ち着かせない気持ちにさせるおもしろくないものだったに違いない。

 ドルトムントでチームドクターを務めるマーカス・ブラウン(Markus Braun)医師も、ひざや足首のけがの治療であれば慣れたものだが、この日は腫れ始めたクロップ監督の腕の消毒のために呼び出された。

 クロップ監督はこの件について、「蜂に刺されちゃったよ。アレルギーなのか何なのかは分からないが、痛くはなくて、だけどあっという間に腕が太り始めたんだ」と冗談めかした。

「交代で出場するベンダーと話してる時、蜂に腕を刺された。すぐに医師に処置してもらったよ」

 皮肉なことに、ドルトムントのチームマスコットは蜂をモチーフにしたエマというキャラクターで、この日もピッチサイドに姿を見せていた。

 ドイツメディアはクロップ監督の災難を冗談のネタにし、日刊紙ビルト(Bild)は、蜂は青と白のしま模様だったのではないかと報じた。

 青と白はシャルケ04(Schalke 04)のチームカラー。ドルトムントとは長年のライバルで、35キロメートル離れたゲルゼンキルヘン(Gelsenkirchen)を本拠地としている。(c)AFP