【7月13日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)の新戦力、ヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)が12日、同チームのキャンプ先のスイスから、新天地での意気込みを語った。

 昨季ウクライナ・プレミアリーグのシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)で25得点を挙げたムヒタリアンは今後、欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)準優勝チームであるドルトムントで強い印象を残したいという。

 9日にドルトムントと契約を交わしたばかりのムヒタリアンは、自身が移籍金2750万ユーロ(約35億6000万円)にふさわしい選手であることを証明したいと話した。

「僕はドルトムントがこの移籍について1秒、1セントたりとも後悔しないようにしたいと思っている」

 ムヒタリアンはMFとして、ドルトムントからブンデスリーガ王者のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に移籍したゲッツェのポジションを引き継ぐことになる。

 しかし、ムヒタリアンは自身をゲッツェと比べて欲しくないと語る。

 「彼は素晴らしい選手だが僕とはタイプが違う。比較はできない」

 ムヒタリアンは10日、FCバーゼル(FC Basel)に3-1で勝利した親善試合で1ゴール、1アシストの活躍を見せ、ゴールチャンスを見抜く力があることを既に証明している。

 ドルトムントはムヒタリアン獲得のため、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)との競争に勝利しなければならなかった。

 リバプールは偉大なクラブではあるものの、ムヒタリアンは「ドルトムントには素晴らしい存在感がある」と語った。

「僕はウクライナからブンデスリーガの試合を観ていたしていたので、レベルが非常に高いことは知っている」

(c)AFP