【6月6日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)は、今夏に所属クラブを退団して新天地で「新たな挑戦」がしたいと明かした。

 24歳のレワンドフスキは欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)で準優勝を果たしたドルトムントと2014年6月までの契約を結んでいるが、「ドルトムントに意向は伝えた。今はすべてがクリアな状態で、この夏に自分が望むクラブに移籍することができる。すべての人にとってより良い状況となるだろう」とドイツの「スポーツ・ビルト(Sport Bild)」誌に対して語った。

「ドルトムントはすばらしいクラブだし、愛情は尽きない。それでも僕には新たな挑戦が必要だ」と意気込むレワンドフスキは、ドルトムントでの今季公式戦で36ゴールを挙げている。

 具体的な移籍先については明言しなかったものの、同リーグのライバルクラブ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が依然として最有力視されている。とはいえ、ドルトムントのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は先週、「バイエルンから正式なオファーは来ていない」と明かしている。

 今季歴史的な記録で王者となったバイエルンへのマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)の移籍がすでに決まっているため、ドルトムント側は相次ぐ主力の流出に難色を示している。

 2010年にポーランドのレフ・ポズナニ(Lech Poznan)からドルトムントに加入したレワンドフスキに対し、クラブは2500万ユーロ(約32億5000万円)程度の移籍金を設定して、今夏の移籍を許可している。(c)AFP