【6月3日 AFP】ドイツ勢初のトレブル(三冠)を達成したバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が2日、ミュンヘン(Munich)市内で祝勝パレードを行った。

 母なる自然はバイエルンのサポーターではなかった。ドイツ南部はこの日、1月並みの寒さに見舞われ雨模様となったが、王者を取り囲むようにマリエン広場(Marienplatz)には約1万人のサポーターが詰めかけ、歴史的快挙を祝福した。

 バイエルンは1日に行われたドイツカップ2012-13(German Cup 2012-13)決勝でVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)を3-2で下し、欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)とブンデスリーガタイトル1部のタイトルを併せて、ドイツ勢としては初のトレブルを達成し、ブンデスリーガ50周年という節目の年に新たな歴史を刻んだ。 ドイツカップ決勝はベルリン(Berlin)のオリンピアシュタディオン(Olympiastadion)で行われ、優勝当日は同首都で夜通し祝賀会が行われた。チームは翌日の飛行機で、2日午後2時25分(現地時間)にミュンヘン空港(Munich Airport)に降り立った。

 まだ疲れが抜け切っていない様子のチームはそのまま特別仕様のバスに乗り込み市街地へと向かった。このバスは昨シーズンにボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)がリーグ優勝とドイツカップ制覇の二冠を達成した際の優勝パレードでも使用している。

 生憎の天気をものともしない多くのファンは、レインコートに長靴、傘で防備し、市庁舎のバルコニーで3つのトロフィーを掲げるヒーローの姿を一目見ようと集まった。(c)AFP