【6月2日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ ミュンヘン(Bayern Munich)を今季3冠に導いたユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督が、4日に記者会見を開き、今後の計画を明らかにすると話した。

 68歳のハインケス監督の指揮の下、バイエルンは今季史上最速のリーグ優勝を決めた他、クラブにとって通算5度目欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)制覇も達成。そして、1日には通算16度目のドイツカップ2012-13(German Cup 2012-13)優勝をも成し遂げた。

 バイエルンが一シーズンで3冠を獲得するのは初めてのことで、ハインケス氏は同クラブ史上最も成功したチームを指揮した監督として、今季いっぱいで退任する。

 ベルリンで行われたドイツカップの決勝後、ハインケス監督は地元テレビ局スカイ(Sky)の取材に対し、「火曜日(4日)に記者会見を行い、将来についてお話ししようと思う」と語った。

 ハインケス氏は、海外で監督を務めるには自身は年を取り過ぎてると言い、またバイエルンで全てを勝ち獲った後では、他のブンデスリーガのチームには興味を持てないと述べている。

 その一方で、スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督の後任になるのではという噂も立っている。

 レアルの監督を務めた経験を持つハインケス氏は、1997-98シーズンに同チームをチャンピオンズリーグ制覇に導いた。(c)AFP