【5月5日 AFP】12-13ドイツ・ブンデスリーガ1部は4日、第32節の試合が各地で行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)とバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1-1で引き分けた。

 ドルトムントは10人となった相手を崩しきれず、バイエルンのリーグ戦での連勝を14で止めたものの、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)決勝の前哨戦は引き分けに終わった。

 バイエルンはリーグ戦では2012年12月以降初めて勝ち点を落としたが、5月25日のチャンピオンズリーグ決勝に備えて両チームは選手を温存し、主力選手の先発はドルトムントが6人、バイエルンが4人がだった。

 バイエルンは2月のドイツカップ2012-13(German Cup 2012-13)準々決勝では1-0でドルトムントを破っているが、リーグ戦では2010年2月の試合を最後に6試合連続でドルトムントから勝利を挙げることができていない。

 それでもバイエルンはすでに今シーズンのブンデスリーガのタイトル獲得を4週間前に決め、ドルトムントも2位の座をほぼ確保しているため、試合はジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)でどちらが勝利を味わえるかを争うだけのものとなった。

 試合はドルトムントがケヴィン・グロスクロイツ(Kevin Grosskreutz)の得点で序盤に先制したが、バイエルンも前半23分、ゴール前でフリーになったマリオ・ゴメス(Mario Gomez)がヘディングシュートを決めて同点とした。

 後半に入ると試合は激しさを増し、ドルトムントはバイエルンのジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)のハンドでPKを得たが、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)のシュートはGKのマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)に防がれた。

 バイエルンはその後、右サイドバックのラフィーニャ(Rafinha)が退場となり、25分間を10人で戦うことを強いられた。ラフィーニャはサイドを駆け上がったドルトムントのヤクブ・ブワシチコフスキ(Jakub Blaszczykowski)の顔に肘打ちを浴びせ、2枚目のイエローカードを受けて退場となった。

 このプレーに絡んではブワシチコフスキも主審への抗議でイエローカードを受け、さらにピッチ脇ではバイエルンのマティアス・ザマー(Matthias Sammer)スポーツディレクターとドルトムントのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督が激しく言い争った。(c)AFP/Ryland JAMES