【4月26日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)のヘリベアト・ブルッフハーゲン(Heribert Bruchhagen)最高経営責任者(CEO)は25日、同クラブに所属するセバスティアン・ロデ(Sebastian Rode)が早ければ今季終了後、もしくはクラブとの契約が切れる2014年にバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に移籍することを明らかにした。

 23日にはボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)が契約に含まれていた移籍条項を行使して7月からバイエルンに加入することが発表されており、U-21ドイツ代表でもある若手のロデの獲得が続いた。

 また、ロデのフランクフルトでのチームメイト、ヤン・キルヒホフ(Jan Kirchhoff)もすでに自由契約で7月にバイエルンに移籍することが明らかとなっている。ブルッフハーゲンCEOはバイエルンの潤沢な資金力と、7月から監督に就任することが決まっているジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏の存在が選手を引きつけているとの見解を示した。

 独ビルト(Bild)紙のインタビューに応じたブルッフハーゲンCEOは、「なぜヤン・キルヒホフはバイエルンに移籍するのか?なぜセバスティアンも去るのか?彼らは若い。バイエルンだとここの4倍の年俸がもらえるからだ」と嘆いた。

「単純な話だ。フランクフルトの予算が3000万ユーロ(約39億円)である一方で、バイエルンのそれは1億5000万ユーロ(約193億円)なのだ」

 今季、バイエルンは記録に残る素晴らしいシーズンを過ごしており、ブンデスリーガでは6試合を残して史上最速優勝を決めた。またドイツカップ2012-13(German Cup 2012-13)の決勝と、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)の準決勝にも進出しており、ドイツのチームでは初となる、リーグ、国内カップ、欧州リーグの3冠制覇に望みをつないでいる。(c)AFP