【4月12日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)でベスト4に進出したドイツ・ブンデスリーガの新王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、13日のリーグ戦で元所属選手が指揮を執るニュルンベルク(1. FC Nuremberg)と対戦する。

 バイエルンは10日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦でユベントス(Juventus)に2-0で快勝し、2試合合計スコア4-0で準決勝進出を果たしている。

 リーグ第29節で対戦するニュルンベルクは、シーズン序盤は降格圏に低迷していたものの、最近9試合で無敗を守っており、順位は13-14シーズンのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2013-14)出場権獲得圏内に勝ち点4差の10位につけている。

 ニュルンベルクには好調をキープしている日本代表ミッドフィルダーの清武弘嗣(Hiroshi Kiyotake)が所属しており、最近3試合で4アシストを記録するなど、セットプレーでは常に危険な存在となっている。

 バイエルンは6日に行われたフランクフルト(Eintracht Frankfurt)戦に1-0で勝利し、通算23度目のリーグ優勝を飾っている。シーズン6試合を残しての優勝は、リーグ史上最速となった。

 しかし、1999年から2001年までバイエルンに在籍し、2度のリーグ優勝を経験したニュルンベルクのミヒャエル・ウィージンガー(Michael Wiesinger)監督は、古巣を相手に波乱を起こしたいと考えている。

 2001年にチャンピオンズリーグ制覇を果たしたバイエルンの一員でもあるウィージンガー監督は、「現在のバイエルンは強敵だ。しかし、私たちもどうやって戦えばよいのか分かっている。バイエルンにできるだけ大変な思いをさせたい」と語った。

 バイエルンとニュルンベルクの両チームは、現在無敗記録を伸ばしている。バイエルンがリーグ戦最近19試合の戦績を16勝3分けとしている一方で、ニュルンベルクは2007年2月以来となる9試合連続で無敗となっている。

 しかし、ニュルンベルクが最後に敵地でバイエルンに勝利したのは21年前で、それ以降は10分け2敗となっている。また、バイエルンに所属するマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)は、対ニュルンベルク戦5試合で5得点を記録しており、ニュルンベルクは同選手の欠場を望んでいるに違いない。(c)AFP/Ryland James