【4月7日 AFP】12-13ドイツ・ブンデスリーガ1部は6日、第28節の試合が各地で行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1-0でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)を下し、リーグ史上最速となる通算23度目の優勝を決めた。

 後半7分にバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)が決めたゴールが決勝点となり、バイエルンがリーグ戦28試合で24勝目を挙げるとともに、2009-10シーズン以来となる主要タイトルを手中に収めた。

 得点を決めたシュバインシュタイガーは、「強いチームに最高の監督がついている。タイトルを獲得できて最高の気分だ」と語った。

 バイエルンは10日に欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)準々決勝第2戦のユベントス(Juventus)戦を控えている。2日に行われた第1戦でユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督は数名の主力選手を温存したが、バイエルンが2-0で先勝している。

 試合終了の笛が鳴った後、選手に胴上げされたハインケス監督は、「28試合を消化した時点で優勝を決めるというのは並大抵のことではない。とにかく最高だ。今シーズンのバイエルンが示したことは、トップチームとして戦いを見せつつ、それをチームとしてのハーモニーによって実践した。自分たちに自信を持っていいし、チャンピオンズリーグでも何かを成し遂げてみせる」とコメントした。

 ブンデスリーガ2連覇中だったボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は現在2位につけ、同日行われたFCアウクスブルク(FC Augsburg)戦に4-2で勝利したが、バイエルンの記録更新を阻止することができなかった。

 今季6試合を残してドルトムントとの勝ち点差を20に広げたバイエルンは、1932年のドイツ・サッカー選手権での優勝と合わせ、ブンデスリーガ23度目の栄冠を手にしている。(c)AFP/Ryland James